もっこもこブログ

主に自分のためのゲームのプレイ記録。ネタバレしかありません。実況を見る時間もないという忙しいあなたへ。

KINGDOM HEARTS Birth by Sleep【ゼアノートレポート編1】

ゼアノートレター

比度のマスター承認の知らせ、誠に感謝している。

先代マスターから正統後継者としてその座をまかされ、その重責の下、次代のマスターの育成、苦労も多かった事であろう。

お主には、かつて意見の対立によって怪我まで負わせ、数年前の強引な願いも聞き入れてもらったままであったな。

まともな謝罪も礼もできずにいるこの愚かな兄弟子を、何も責める事なく、こうして承認式に招いてくれ、是非、直接祝福を伝えに参加させてもらおうと思う。

やはり、我らが師の後継者選びに間違いはなかった。代々、我らは光の監視者として、世界を影ながら見守るという皮肉な立場ではあるが、お主のその慈愛の心、そして光への忠誠心には感服するばかりだ。

世界を巡る身となり、この光の世界に潜む闇も多く見てきたが、最近、闇の動向が激しくなったように思う。イェン・シッドからすでに聞いているかもしれんが、アンヴァース…負の感情から溢れだす、生命に精通しない者。その魔物たちの気配を世界各地で感じ始めているのだ。

そして、闇の気配に関して今回の承認にひとつ心配事がある。

数年前にその地を訪れた際見かけた、テラという弟子の事だ。テラは確かに大きな力をその身に秘めておるが、その心の内に眠る闇を感じたのだ。

余計な世話かもしれぬが、このままテラをマスターとして承認するには不安が残る。

そこで、承認試験を行ってはどうだろうか?

お主の目によってそれを最終判断してもらいたい。

それでは、久しぶりの再会を楽しみにしている。

 

 

 

 

今回、レポートとは別にお手紙も手に入れていたのですが、ゼアノートがまじで嫌なやつということがよくわかるお手紙でしたね…。

ラクゥスはいい人すぎるというか…何やってんねんもっとしっかりしてって感じですね…。

 

 

ゼアノートレポート1

故郷を後にし、随分時が経ったが、これまで様々な世界を巡り、多くの知識を得た。ここにその一部と、我が歩みを記しておく。

思い起こせば、我が運命の変換は、たどり着いた場所で師と、兄弟と呼べる存在を得た事。新たな故郷を得た時からだ。

そして、キーブレード。

元々、何のために誰がもたらしたものなのか?キーブレード使いとしての修業を積む中では、光の監視者として、世界を影ながら見守るためのものという教えであった。

だが、本当にそれだけのものなのか?

己の探究心から、任務以外では禁じられていたが、時折、世界を巡って、新たな知識を得ていった。

 

ゼアノートレポート2

師の教えで、世界の行き来の際、闇から身を守る鎧をまとうよう言われていたが、異空の回廊を通る際に、我が身に流れ込む力の存在に気づいてから、鎧をまとう事をやめてしまった。

闇に力を喰われると言うが、闇さえもコントロールする力を持てば、闇は恐れるものではないのだ。

世界は広く、そして無数に存在する。異空と呼ばれる宇宙空間のような海に、互いに干渉する事なく、個々の世界が点在しているのだ。

それらの世界には、それぞれに秩序があり、我らのように、世界の全体像を知る事はない。そして、我らもそれを外の世界に知らせてはいけない。

 

ゼアノートレポート3

古の時、現在のように世界に隔たりがなかった頃、今のように、世界それぞれが光の壁で覆われておらず、物理的な干渉から守られた状態ではなかった。

その頃、世界は光で溢れており、キーブレードを使う者も多く存在していたらしい。だが、隔たりのない世界同士で、光の奪い合いが始まったのだ。

彼らはキーブレードの本来の使い方を知ってしまった。キングダムハーツと呼ばれる、大いなる光の心を我がものにしようと、キーブレード使いたちは奪い始めてしまったのだ。

キングダムハーツとは、言わば心の集合体。人の心と同じく、世界も心を持つ。その世界の心の在り処は、本来見えてはおらず、各世界に隠された、扉の奥にその世界の心はある。その各世界の心をひとつに集める事で、キングダムハーツは完成する。

 

 

ゼアノートレポート編2に続く